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日本語の作文技術 本多勝一

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『日本語の作文技術』

本多勝一氏の『日本語の作文技術』を読み返してみました。

そもそも人間は意志を表示する手段として「話す」か「書く」しか持っておらず、細かく言えば手話やボディランゲージ、アイコンタクト、モールス信号?などありますが基本的にはこの二つです。

特に「書く」ということは、なんとなくあいまいでも通じる「話す」ことと違って、ビジネスの現場において非常に重要です。依頼文・稟議書・企画書・請求書・メールなど「書く」ことを放棄していては成り立たないものばかり。そして明確にそして確実に相手に伝わるように書かなければならない。これはビジネスマンとしての義務だと思います。

1982年に出てからもう38刷目になる『日本語の作文技術』は、執筆関係者の中でバイブルとも言われている本で、修飾語の用い方、句読点の打ち方、助詞の使い方、段落、リズムと文体について、これでもかとしつこいくらい検証しながら、日本語の正しい書き方を説明しています。特に修飾語と読点は難しい。深く考えずに書くと読む者を迷わせてしまう。

本の中から少し抜粋してみると
例:私は小林が中村が津田が死んだ現場にいたと証言したのかと思った。

こんなメモが残っていては意味がわからないですね。「私は・・・・思った」の中に「津田が死んだ現場」「現場に中村がいた」「小林が証言した」がごっちゃになっているからだ。これを入れ替えるだけでわかりやすくするには修飾・被修飾を直結させる必要があります。あえて「」を入れてみます。

例:「津田が死んだ現場」に「中村がいた」と「小林が証言した」のかと「私は思った。」

確かに少し入れ替えただけでずいぶんわかりやすくなりますね。

最近はメールで簡単に送れるようになって、深く考えずバラバラ書く人が増えたのか、読んでいて意味がわからないもしくは読解するのに時間がかかる文章が多いと思いませんか。相手の時間を奪ってしまうという事を考えて、きちんとした文章を書くべきでしょうし、苦手なら勉強するべきだと思います。

『日本語の作文技術』

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